禁煙外来

 タバコの煙には4000種類以上の化学物質が含まれ、その中の200種類以上が毒物もしくは発がん性物質などの有害物質です。
 また、非喫煙者と比較した場合の虚血性心疾患、クモ膜下出血、癌、肺気腫などの死亡率が高くなることも知られています。
 そのため、これまでにも何度かタバコをやめようと考えられた方も多いと思います。
 しかし、途中でうまくいかずに諦めてしまった方も多いと思います。


 なぜ、タバコをやめるのは難しいのでしょうか?
ニコチンの作用
脳には、ニコチンが結合する「ニコチン受容体」という場所が存在します。

タバコを吸うと、煙に含まれるニコチンがすぐに脳に達します。

ニコチンとニコチン受容体が結合し、快感を生み出す物質(ドパミン)がたくさん放出されます。
(ニコチンはすぐに受容体から離れて消えます。)
ニコチン受容体 やじるし 喫煙 やじるし ドパミンの放出


タバコを吸わずにいると、脳内のドパミンが減少し、イライラなどのニコチン切れ症状があらわれ、
再びタバコを吸いたくなります。ニコチン依存症
 

 そのために、禁煙が長続きせず、再びタバコを吸いだしてしまいます。     タバコ


   

飲み薬による禁煙◆
  この薬には、2つの効果があります。
 @ニコチン切れ症状を軽くする。
    ニコチン受容体に結合し、少量のドパミンを放出させます。
 Aタバコをおいしいと感じにくくする。
    ニコチンがニコチン受容体に結合することを邪魔します。
チャンピックス服用 ニコチンの結合阻害
 この2つの効果により、禁煙をする際に最もつらい離脱症状(いわゆる禁断症状)和らげることができ、禁煙の成功率を上げることができます。
 禁煙イメージ図
禁煙外来のイメージ

 禁煙をお考えの方、ぜひお気軽にご相談ください。(禁煙外来の予約は不要です)



当院職員の禁煙記録です禁煙チャレンジ



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